カードローンの返済も遺産相続される?陥りやすいキャッシングの悩み

カードローン返済トラブルに関する悩み

キャッシングサービスを利用していると、時として様々な問題に悩まされることがありますよね。カードローンなどはキャッシングサービスの中でも特に人気で利用者も多く、便利で使いやすいことが特徴的ですが、どんなに便利なサービスでも悩みは付きものです。
中でも返済トラブルに関する悩みは皆さんそれぞれで抱えていることかと思います。返済金額を滞納してしまいそうになっている、もっと利息を抑えて返済負担を少なくしたいといった悩みから、複数のカードローンを利用しているなど二社以上で借り入れをしていると、返済期日を忘れそうになる、返済残額が把握しきれない、といった悩みも生じやすくなります。
カードローンは返済ありきのサービスですから、もし返済金額を滞納したり返済期日を忘れたりしてしまうと、利用者である皆さん自身の責任問題となります。「確実に返済できる」ということで、金融機関も融資をしているわけですから、返済トラブルが起きそうになったら自分自身の行動に問題がなかったか、今一度見直してみるようにしましょう。悩みを解決するのはそこからです。

親の借金は遺産相続によってどうなる?

しかし、こうした返済トラブルに関する悩みの他、第三者が大きく関係しているキャッシング利用の悩みもあります。それが「遺産相続」が関わる悩みです。もし皆さんの親が亡くなった場合、カードローンで借り入れをしていて現在も返済中であったら、今後の返済状況はどのようになっていくのでしょうか?
基本的にカードローンなどのキャッシングサービス利用による借金は、子供である皆さんが返済する義務はないとされています。そのため、例え返済中であっても親の代わりに借金を肩代わりする義務はないのです。ただし、場合によっては皆さんが代わりに借金を返済することを余儀なくされることもあるので注意が必要です。
まず皆さんが親の遺産を相続した場合ですが、遺産相続は良いものも悪いものも皆さん自身が引き継ぐことになります。つまり、車や土地といった類いのものを引き継ぐことにもなれば、親が遺した借金も皆さんが引き継ぐことになるというわけです。車や土地は皆さん自身の財産として相続されることになりますが、借金もまた相続されるものなので、相続した立場である皆さんがしっかり完済させなければならないというわけです。

連帯保証人として借金を肩代わりする場合

また遺産相続だけではなく、皆さんが「連帯保証人」として親の借金を肩代わりしなければならないケースも考えられます。カードローンなどキャッシングサービスでは、契約者本人だけではサービスを利用するための信頼性が薄いという場合に、連帯保証人をつけて契約することができるようになっています。
もし皆さんがその連帯保証人として親のキャッシング契約に同意していた場合には、親の代わりに借金を返さなければなりません。連帯保証人は契約者本人が返済することが不可能になった場合に備えてつけるものでもありますし、連帯保証人となった立場である皆さんももしもの場合は借金を肩代わりしなければならない、ということを同意の上で契約したことになっています。
その他、皆さんの親が第三者の連帯保証人として契約し、その後、親が亡くなってから遺産相続によって皆さんに遺産が引き継がれることになった場合には、親の代わりに連帯保証人になり、借金の返済をしなければならない危険性もあります。金銭的な問題は悩みに陥りやすいものですが、少しでも不安があれば弁護士や司法書士などの専門家に相談し、良い解決策を聞いてみるようにしましょう。

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